【動画担当者必見】これさえ覚えていれば大丈夫!発注時に役立つ動画制作基本用語集
動画の導入を本格的に検討されている企業担当者も多いと思います。
自社内で動画を内製化するにしても、外部の制作会社へ発注するにしても、動画制作の基本を押さえるために、まずは動画に関する基本用語を知っておくことが大切です。
動画制作は、複雑な制作工程や関わる専門職の多さから、専門用語が多くなっています。
外注する際、制作会社の方々の会話を理解するのに苦労した経験がある担当者の方も多いのではないでしょうか?
MA(エムエー)?ポスプロ?サイズ?シュート?香盤表?・・・・ete
正直、映像制作関係の仕事をしている人以外にはチンプンカンプンだと思います。
ちなみに、弊社では初めてのクライアントでもちゃんとわかるようにあえて噛み砕いた言葉に変えてお話をするようにしています!→アピールです!笑
現在は動画制作のハードルが下がり、多く人が動画制作に関わるようになってきました。
しかし、やはり専門用語が多く、わかりにくい部分が多いのが現状です。
そこで今回の記事では、動画制作に欠かせない動画の基本用語を解説します。
この記事を読むことで、動画制作・編集を実践していく上で求められる用語の意味合いについても理解を深められます。さらには外注先の映像制作会社さんや、クリエーターとのコミュニケーションも円滑になるため、より実現したい動画の制作が可能になります!
ぜひ参考にしてみてください。
映像制作準備時によく出る専門用語
撮影前、動画を作るための事前準備の段階でよく出る専門用語を紹介します。
絵コンテ
絵コンテとは、動画制作のための設計図として作る構成台本のことです。
各シーンの説明やセリフ、ナレーションなどの文字原稿と、イラストや写真などイメージ画像を使ったビジュアルによる説明を用いて、どのような動画にするかを具体的に説明し、共通認識を持つための資料として使用します。
動画の制作は、絵コンテを基に進められていきます。何を撮るのか、どのように撮影するのか、画面をどのようにデザインしていくのかなど、さまざまな要素をこの段階で決めていく必要があります。
絵コンテのフォーマットは映像制作会社や作成する人によってさまざまですが、キモとなるのは、第三者に書類でしっかり説明できるように作ることです。
ロケハン
撮影する場所の事前調査。ロケーション・ハンディングの略語です。
ロケハンで一番重要なのは、撮影を想定している場所に実際に行ってみることで、環境の状況を確認することです。
「行ってみたら隣の建物が工事をしていて音が録音できない」
「写真と風景が変わっている」
「思ったより狭かった」
など、実際に行ってみないとわからない障害があったりします。
スタッフや出演者を手配した後にこのようなことが起こると大変なので、映像制作においては、事前に撮影場所の調査をします。
すでに撮影場所が決まっている場合でも、必要な機材や小物、カメラポジションなどを決めるために、撮影前にあらかじめ撮影場所を下見することもロケハンと称しています。
香盤表
撮影時の段取りやその日の撮影スケジュールをまとめたもの。
撮影や移動、準備にかかる時間を予測し、集合時間や場所、移動方法なども細かく記載します。撮影に参加するキャスト、スタッフ全員に配布し、撮影時は香盤表を元に行動するため、一目で見てわかるように工夫されています。
映像撮影時によく出る専門用語
映像撮影時によく出る専門用語を紹介します。
インサートカット
インサートカットとは、場面と場面の間に入れるつなぎのカットです。
例えば、インタビューの合間に仕事風景や図解など話している内容を補足するために入れるカットや、料理紹介で食べてる様子の合間に差し込む、料理単体の説明カットのことです。
これによって、視聴する側が理解できる工夫を施すだけではなく、動画全体として見栄えが良くなり、自然な流れで動画コンテンツを視聴できるようになります。
スタンドイン
実際の出演者の代わりに、スタッフ(主にアシスタントディレクターさん)がカメラの前に立つこと。
照明やカメラのセッティングには時間がかかります。実際に出演される方がずっとカメラ前に立っているわけにはいかないため、代わりにスタッフが行うことです。
映画やドラマだけではなく、インタビューなどの時もよく使う用語です。
ヨリ(アップ)/ヒキ(ロング)
撮影時の撮り方用語の一つで、ズームやカメラ自体が被写体に近付いて、できるだけアップに撮ることを「ヨリ(アップ)」といいます。
逆にカメラが被写体から離れ、より広い空間を撮影したカットは「ヒキ(ロング)」といいいます。
シュート
カメラを回し始める事。準備が終わって撮影本番が始まる時間を指します。
バレる
撮影しているときに映したくないものが映像の中に入ってしまっていること。
映像編集時によく出る専門用語
映像編集時によく出る専門用語を紹介します。
解像度
解像度とは、デジタル画像における「ピクセルの密度」を指します。
ピクセルは「色を表現できる最小単位」です。1つのデジタル画像は、それぞれ異なる色を持った大量のピクセルが集まって、全体を構成しています。いうなれば小さな点で書かれた画像だと思っていただければ一番イメージが近いと思います。
一般的には解像度が高いほど、デジタル画像のなかに多数のピクセルが詰まっていることを意味し、鮮明で画質が高いデジタル画像ということになります。
この考え方は動画においても同じです。
動画の解像度とは、各フレーム(コマ)の中に含まれているピクセルの数です。
パラパラアニメの原理と同じで、動画は1秒間に複数枚の静止画が順番に切り替えることで動きを表現しています。動画がどれだけ鮮明に、リアルに見えるかは、動画の解像度で決まります。
ピクセルの数が多ければ多いほど画像は鮮明になり、少なければピクセルの密度が下がるため画像は荒くなります。
解像度については、別記事で詳しく紹介しているのでそちらをご覧ください!
ビットレート
ビットレートとは、動画1秒間に使われているデータ量をビット数(Kbps)で表したものです。
データ量が大きいほど、動画は鮮明になりますが、その半面、重くて再生しにくくなるため注意が必要です。活用する媒体や用途によって適正のビットレートがあるのでバランスを見極め選択することが重要です。
コーデック
コーデックとは、動画や音声ファイルを圧縮・解凍するプログラムです。
主に再生する環境(PCやTVなど)によって変わってきますが、多くの再生環境では、標準でいくつかのファイル形式に対応したコーデックがインストールされています。
映像編集
撮影した映像素材を絵コンテや脚本に沿って切り貼りして映像を完成させること。
不要な部分をカットしたり、より伝わる動画にするために構成を入れ替えたりします。
また、撮影した映像素材だけではなく、画面を作ったり、デザインしたり、アニメーション効果を入れたり、音声、BGMを加工したりなど、行うことはさまざまです。
トランジション
映像と映像を繋ぐ際に入れる切り替えエフェクト効果のこと。
カットのつなぎ目にトランジションを加えることで、切り替わりを自然に見せることができたり、逆に強調し目立たせることもできます。
3DCG
3DCG動画とは、3Dコンピューターグラフィックスを使用して制作した動画です。
コンピューターを使って、人物やキャラクター、背景、オブジェクトなどを立体的に作成する技術です。この技術を用いて、動画を制作することで、リアリティのある表現が可能になります。
企業が活用する動画でも最近は使うことが多くなっています。
カラーグレーディング
撮影後に映像の色(階調と色調)を整える画像加工処理のことです。
画像や映像に色彩の補正を加えることで、映像に臨場感や雰囲気を出し、完成イメージに近づける作業です。
試写(プレビュー)
動画の編集が終わり、デザインの挿入やBGM、ナレーションなど全ての要素が入った段階でクライアントさまが動画を確認する作業。クオリティのチェックだけではなく、クライアントさまの要望に沿った映像となっているか、訴求内容に相違はないかなど細かな部分まで試写用の映像を見て確認をしていただきます。弊社の場合、この段階では、スタッフが代わりに読み上げた仮ナレーションを用いることが多いです。
MA(エムエー/Multi Audio)
試写を通過し、修正作業などを行い編集が終わった後の動画の音楽や効果音のバランスを整え音の最終調整をする作業です。ナレーションの収録もこのタイミングで行うことが多いです。
MAは映像側が完成している状態で、専用のスタジオに入って行うため、MA時に映像の修正が出てしまうとまたスタジオに入り直しになるため注意が必要です。
完パケ
完成した動画コンテンツのこと。
映像制作の専門用語 まとめ
いかがだったでしょうか。
なにかと専門用語が多くなってしまう映像制作。
今回はよく使う用語の説明をしました。これさえ覚えておけば制作会社さんや外部クリエーターの方とのコミュニケーションも円滑にできるはずです。
エスプリビジョンでは映像制作会社として、
映像制作はもちろんのこと、動画制作独特の”わかりづらい”を解決すべく動画コンサルティングというサービスも展開しております。YouTubeの設定も含め動画制作が初めてというお客さまでも一緒にプランや企画の作成から参画することができます。さらには内製化のための社員育成、体制構築のサポートも行なっております。
もし外部制作会社に依頼しようとお考えでしたら、ぜひ弊社ホームページも見てみてください。
もちろん、ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせいただければと思います!