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映画音楽の魅力

こんにちは、音楽大好きVANVANです!
これまで映画のストーリーや画面構成について紹介してきましたが、今回は映画に欠かせない要素である「音楽」について、映画音楽に携わってきた作曲家たちに焦点を当てたいと思います。

Ennio Morricone(エンニオ・モリコーネ)

イタリアの作曲家、編曲家、指揮者であり、特に映画音楽で知られています。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学び、1960年代から映画音楽の世界で活躍しました。セルジオ・レオーネ監督とのコラボレーションで有名になり、『荒野の用心棒』や『夕陽のガンマン』などのスパゲッティ・ウェスタンの名曲を作曲しました。彼の作品は500本以上の映画とテレビシリーズに使用され、アカデミー賞やグラミー賞を受賞しました。

Nuovo Cinema Paradiso(ニュー・シネマ・パラダイス)

映画音楽集などに必ずと言っていいほど収録されている曲ではないでしょうか。また世界各国の演奏家・音楽家がこの曲を発表しています。私の大好きなチェリストであり作曲家の溝口肇さんもこの曲を演奏しています。とても素敵なのでぜひ聴いてみてください。

The Untouchables(アンタッチャブル)

シカゴの禁酒法時代を舞台にしたギャング映画。この映画のために壮大でドラマティックなスコアを提供し、その音楽は映画の緊張感と感情の深みを見事に表現しています。

John Williams(ジョン・ウィリアムズ)

アメリカの作曲家、指揮者、ピアニストであり、映画音楽の巨匠として知られています。ジュリアード音楽院で学び、テレビや映画の作曲を手掛けるようになりました。スティーヴン・スピルバーグ監督やジョージ・ルーカス監督との長年のコラボレーションで、『ジョーズ』『スター・ウォーズ』『E.T.』『インディ・ジョーンズ』などの名作を生み出しました。ウィリアムズはアカデミー賞、グラミー賞を多数受賞し、その影響力は映画音楽界に広く及んでいます。

Jurassic Park(ジュラシック・パーク)

壮大で感動的なオーケストレーションが特徴です。冒険心と恐竜への驚きを表現し、映画のスリリングな雰囲気を一層引き立てています。今観てもクオリティの高い恐竜映画です。

E.T.

感動的で夢見るようなメロディが特徴です。友情と冒険をテーマに、映画の温かさと魔法のような雰囲気を強調し、物語に深い感動を与えています。そして、E.T.と少年の最後の場面はウルッときちゃいますね。ちなみに、日本語吹き替えは当時まだ小学生だった声優の浪川大輔さん

STAR WARS(スター・ウォーズ)

ジョン・ウィリアムズ作曲の中でも外せない音楽、スター・ウォーズ!壮大なオーケストラで奏でる音楽は宇宙を舞台にした映画にぴったり。というか、これしかないでしょうと言わしめるほどの力強い音楽です。中学生の頃にハマって、目覚ましはこの曲で起きていました。

Home Alone(ホーム・アローン)

冬の定番の映画といえば「ホームアローン」でしょうか(「いや、ダイハードだよ!」とか言われそう)。でもいいんです、いい曲なんで。ベルや鈴系を使うと一気に冬になるのなんででしょう。クリスマスにぴったりな柔らかいメロディに心がポカポカしますね。ちなみに監督を務めたのは「ハリー・ポッターと賢者の石」を手がけたクリス・コロンバス。

Superman(スーパーマン)
Harry Potter(ハリー・ポッター)
Indiana Jones(インディー・ジョーンズ)

Hans Zimmer(ハンス・ジマー)

ドイツ出身の映画音楽作曲家です。ロンドンでキャリアをスタートし、1980年代にブレイクしました。『レインマン』でアカデミー賞に初ノミネートされ、その後『ライオン・キング』で受賞しました。クリストファー・ノーラン監督とのコラボレーションで『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』などの名作を手掛け、独特のサウンドスケープで知られています。彼はグラミー賞やゴールデングローブ賞も多数受賞しています。

INTERSTELLAR(インターステラー)

宇宙の外に出れば「死」と隣合わせという状況で、不協和音とオルガンで居心地の悪さをうまく表現した音楽です。不安にさせるメロディや音色が続くので最後まで緊張がとけません。

Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズ)

舞台は1891年、ロンドン。主役はシャーロックホームズとワトソン。1800年代風な音楽で構成されていますが、ハンスジマーの使う重低音と力強さが強調された音作りになっています。

Backdraft

この曲を聞いて某料理番組を思い出した人、挙手!そう、某料理番組のOP曲に使用されていたので、覚えている人もいるのではないでしょうか。

Pirates of the Caribbean

担当していた作曲家が降板し、急遽ハンス・ジマーに依頼し作曲されたのですが、大人の事情により一作目のクレジットはクラウス・バデルトの名なのです。詳しくはこちら…『パイレーツ・オブ・カリビアン』の作曲家が1作目だけ違う“驚きの理由”

Alan Silvestri(アラン・シルヴェストリ)

アメリカの作曲家、指揮者であり、特に映画音楽で知られています。バークリー音楽大学で学び、1970年代から映画音楽の世界で活躍を始めました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ』、マーベル・シネマティック・ユニバースの『アベンジャーズ』シリーズなど、数々のヒット作を手掛けています。シルヴェストリは、その壮大で感動的なスコアで多くの賞を受賞し、映画音楽の巨匠として高く評価されています。

Back To The Future(バック・トゥ・ザ・フューチャー)

バック・トゥ・ザ・フューチャーの曲と言えばこのメインテーマ曲でしょう!金管楽器と打楽器による力強さと導くように流れるストリングスの絡み合うサウンドが堪りません。

Forrest Gump(フォレスト・ガンプ)

バック・トゥ・ザ・フューチャーとはうってかわって、美しいメロディに乗せたピアノとストリングの構成がとても素敵です。

Night at the Museum(ナイトミュージアム)

壮大でリズミカルなオーケストレーションを多用し、ミュージアムの展示物が夜に命を吹き込まれる瞬間の驚きと興奮を強調しています。

The Avengers(アベンジャーズ)

ヒーローたちが地球を救うべく敵に立ち向かう物語。集結するメンバーとそれぞれの不安が絡み合う世界をうまく表現したアランのサウンドここに!

トム・クルーズと音楽

映画と音楽ときてトム・クルーズを語らないわけにはいきません。映画監督の巨匠たちと仕事をしてきたトム・クルーズは素晴らしい作曲家との共演も果たしています。

Top Gun: Maverick

2022年に公開された映画「Top Gun: Maverick」のメインテーマ曲。アレンジはハンス・ジマー。彼にかかれば重厚なサウンドにかわります。
上記で紹介したハンス・ジマーですが、トム・クルーズ主演の「ラストサムライ」の音楽を担当しています。

Top Gun

「Danger Zone」は劇中に流れる曲ですがテーマ曲と並ぶくらいとても人気の曲です。この曲といえばトップガン!というくらいに名曲です。

Far And Away

トム・クルーズとニコール・キッドマンが主演の映画。アメリカの土地争奪戦のお話で、遠く広い雄大な土地を想起させるちょっと懐かしいようなオーケストレーションとなっています。starwarsなどとは違い優しいやわらかい曲が特徴的です。おトムの髪型が少しパーマかかっているスタイルでとても可愛いので必見です。

Mission: Impossible

メインテーマはTV原作でもある「スパイ大作戦」から。ローン・バルフは、「Fallout」から音楽を担当しており、「Dead Reckoning」ではボンゴを大勢で叩くアレンジを起用している。監督・脚本を手がけているクリストファー・マッカリーもボンゴ叩きに参加しているとか。また、ローン・バルフはハンス・ジマーの弟子でもあったり。

記憶に残る勝手にMyBest映画音楽

ここからはVANVANの印象に残っている映画音楽BEST3をご紹介!

ポリスアカデミー

<「ポリスアカデミー1」のあらすじ>
破天荒な生徒たちが警察学校に入学し、訓練とトラブルを経て成長する姿を描いたコメディ映画。主人公マホニーは、学校での騒動や厳しい教官との衝突を通じて、仲間と協力し犯罪を解決する力を身につけていく。最終的に、マホニーたちは団結し、実力を発揮して卒業を果たす。笑いあり、感動ありの青春警察コメディ。


映画ファンの間ではB級作品として有名な作品。
実はこの映画はサントラが発売されていなかったんです。それが2013年に3000枚(しかも全世界で)を発売していたんです。知りませんでした。欲しかった。

GATAKA

<あらすじ>
遺伝子改良が進んだ未来社会で、遺伝子操作されていない“不完全”な人々の差別と、その中での主人公の闘いを描くSF映画。主人公ヴィンセントは“不完全”ながら宇宙飛行士を夢見る。遺伝子改良の壁を乗り越え、偽造身分で宇宙飛行士になるため、身分を交換するが…。愛、夢、差別、個々の運命を問う社会派作品。


この切なくなるメロディがなんとも言えません。物語も決して明るくはないのですが、主人公の自分の人生を諦めない姿が後半のメロディで感じ取れるように思います。また、この映画は2011年にNASAより「現実的なSF映画」1位に選ばれています。

ラビリンス/魔王の迷宮

“Magic Dance” by David Bowie | Labyrinth

<あらすじ>
魔王に誘拐された弟を捜しに出た少女の冒険を描くファンタジー。少女サラが異世界に迷い込み、悪しき魔王ジャレスの支配下で弟を取り戻す冒険を描くファンタジー映画。魔法使いヘンズの助けを借りながら、サラは迷路の中で試練に立ち向かいながら成長し、ジャレスとの最終対決へと進む。美しい映像とデヴィッド・ボウイの演技が特徴で、サラの成長とファンタジー要素が見どころ。


セサミストリートを作ったことで知られているジム・ヘンソン監督による、ほぼマペットしか出てこない映画。もちろん人間もでてきます、主演はデビッド・ボウイとジェニファー・コネリー。また彼の作った曲がふんだんに使われている映画で必聴です。また、ジェニファー・コネリーはトップガンマーヴェリックで主人公の彼女役として出演していました。


今回は、洋画音楽を担当した作曲家をご紹介しました。作曲家の色によっていろんな音楽が聞けるのも映画音楽の特徴であり楽しみでもあります。作曲家をフィーチャーすることでいろんな作品を観る機会もあると思うのでぜひ映画音楽からチェックしてみてくださいね。

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