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カンペって今でも使われているの?カンペの作成について!

みなさん、テレビを見ている時に”カンペ”という言葉を耳にしたことはありませんか?なんとなくイメージが湧くと思います。

ただ、紙に書くだけと思っているかもしれませんが、単純に殴り書きをしている訳ではないんです!!

今回のブログではそんなカンペについてメリットや作成方法のポイント・注意などを紹介していきたいと思います。

そもそもカンペとは?

カンペは、一般的にはカンニングペーパーの略ですが、映像業界ではカメラの映らないところで撮影スタッフがセリフや番組進行などの情報を演者に伝えるための大きな用紙やスケッチブックのことです。

こちらは弊社で使っているカンペです!結構、使い回しているのでボロボロになっていますが、撮影の最前線で頑張ってくれています!

プロンプターではなくカンペを使う理由とは?

そもそもプロンプターはご存知ですか?知らない方はぜひこちらの記事を確認してみてください!

関連記事:https://espritvision.com/0412prompter/

プロンプターもカンペも、どちらも事前に準備する必要があります。出演者に指示を出すという点はプロンプターとの違いはありません!

予期せぬ状況やトラブルが発生した際に、プロンプターの場合は撮影を止めて文言の修正をする必要があります。そのため、場合によっては時間がかかってしまうことも。。。。

ですが、カンペであれば撮影を止めずに迅速に対応することができます!突然の変更があった場合でも問題ありません。

ただ、カンペやプロンプターなどの道具に頼りすぎてしまうと、読むことに意識がいき、棒読みになってしまう可能性があるので注意しましょう!

また、カンペは出演者にだけ使用するという訳ではありません。

カンペは観客や見物している人にも声を出さずに制作側の意図を伝えることができます!みなさんもテレビとかで観客が一斉に拍手するシーンなどを見たことはありませんか?実はカンペで指示を出していることも。。。。

カンペを作成する際の注意点!

カンペを作成するのは簡単だと思うかもしれませんが、作成するにあたって気をつけることがいくつかあります。ただ、スケッチブックに書いているという訳ではないのです。

作成方法に決まりはありませんが、手書きの場合もあれば、台本が固まりそれを印刷して貼り付けたりと様々です。

手書きの場合でも、印刷の場合でもどちらでも言えることですが、読みやすいように作成しないといけません。。。

ここで皆さんに問題です!

以下の画像を見て、みなさんはどちらが読みやすいと感じますか?

右の画像の方が読みやすいと感じる方が多かったのではないでしょうか?!

一般的には1ページに5行で1行の文字数は10文字〜15文字程度が理想的と言われています。

行間が狭ければ狭いほど読みにくくなるため、間隔をあけたり、下線や文字に色をつけても読みやすくなります!

長い文章でも出演者が読みやすいように、改行をして読みやすいように配慮をしています。

ただ、こういった細かいポイントや注意点があるので、単純にスケッチブックに殴り書きしている訳ではないんです!!!!

書く順番とは?捲る時のことを考えてみよう!

多くの撮影現場では出演者が話す時は他の音が入らないようにしているので、とても静かです。

最近ではマイクの性能も上がっているので、紙を捲る小さな音でも拾ってしまう可能性があります。

そのため、カンペを作成するときは「捲る」ではなく「離す」というイメージで作成しています。捲らずに離すように作成するには、順番が大切になります。

左の画像だと下から上に持ち上げないといけないため、捲って音が鳴る可能性が高くなります。

右の画像のようにページを上から1ページ、2ページとしていくと、ページを離すだけなので、左の画像より音が多少軽減されます。角をくしゃくしゃにしたり、少し分厚くしてみたり、指を入れておいたりと撮影時は次のページを捲りやすくするためにも工夫が必要です。

まとめ

今回はカンペについてお話していきました!私も入社時に貼り方を間違えて、迷惑をかけたことがあります。。。黒歴史ですね。。。

カンペを作成するのにも、こういった細かいポイントや注意点が詰まっているのです!単純にスケッチブックに殴り書きしている訳ではありません。

カンペを作成する時はこちらの記事が参考になればと思います!

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