商品紹介動画とは？？企業担当者が実践できる制作方法を紹介
マーケティング戦略の一つとして商品紹介動画を活用する企業が増えています。
本記事では商品紹介動画の特徴やメリット、そして企業の担当者さまが実践できる商品動画制作のコツを紹介します。
商品紹介動画とは？
「商品紹介動画」とは“商品の紹介を目的に制作された動画”のことです。
昨今、ユーザーがYouTubeやSNSを使って動画を視聴する機会が増えました。
多くの企業が、自社の商品やサービスを紹介するために動画を活用しています。
しかし、効果的な商品紹介動画を制作するためには、しっかりとポイントを押さえることも大切です。ここからは、動画の活用方法やメリットなどを解説します。
商品紹介動画を活用するメリット
商品紹介動画を活用することには企業にとってどんなメリットがあるかご紹介します。
- 購買意欲の向上が期待できる
- 業務の効率化・標準化につながる
購買意欲の向上が期待できる
商品紹介を動画で行うことで、ユーザーに商品情報が伝わりやすくなります。動画はテキストと比較して圧倒的に情報量が多く、短い時間でわかりやすく伝えることが可能です。
また、動画の構成要素として使い方やユーザーレビューなどを盛り込むことで「どう使うのか？」「なにを解決してくれるのか？」といった購入前の不安や疑問の解消に役立ちます。
商品の認知拡大、理解促進、そして不安や疑問の解消まで短時間で包括的に行うことができるので、顧客の購買意欲向上に繋げることが期待できます。
業務の効率化・標準化につながる
商品プロモーションツールとしてのメリットだけではなく、企業での業務効率化や標準化にもつながることもメリットです。
営業活動の際の提案ツールとしての活用することで営業担当者の説明の負荷を減らせるだけではなく、動画を活用することで、営業マンのスキルによる説明のバラつきも少なくすることが可能です。
また、web上に動画を配信することで24時間稼働してくれる優秀な営業マンとして働いてくれます。
結果として、業務プロセスを短縮でき、空いた時間は他業務に使うなどの効率化も図れます。
商品紹介動画の種類は？
商品紹介動画には主に２種類があります。
１）商品プロモーション動画
商品認知拡大、購入（導入）を促すために使うプロモーション動画です。
商品の仕様や性能について詳しく紹介するためには、商品によっては、専門用語が多く、理解が難しい仕様や性能もあります。
これらの難しさ、理解しづらい部分を動画にすることで容易に伝えられるのも特徴です。
商品プロモーション動画は、TVCM、鉄道やタクシーなど各種ビジョン広告、展示会や営業資料、さらにはwebやSNSでのマーケティングコンテンツとしてなど使用用途は多岐にわたります。
広告利用の場合はそれぞれの媒体の指定尺があり、15秒、30秒のどちらかで制作することが多くなっています。また、webや資料、サイネージなど再生時間に指定がない場合、一般的に新規の顧客をターゲットにしたものが多いので、短い時間で簡潔に表現された動画が好まれます。
２）使い方説明動画（HOW TO）
商品や製品の利用方法を紹介・説明する動画です。
実際の利用・活用シーンを動画で紹介する「ハウツー動画」や、購入した顧客向けに詳細な使い方を説明する「マニュアル動画」などがあります。
文字や写真だけではイメージしづらい商品説明も、動画にすることで短時間でわかりやすく伝えることができ、商品の「楽しさ」や「便利さ」なども表現できるのが特徴です。
昨今ではyoutubeやSNS、または自社サイトなどで動画を利用するケースが多くなっています。
商品紹介動画を作る際に押さえるべき点
商品紹介動画を制作する際には、押さえるべきポイントが３つあります。
届けたいターゲットを明確にする
どの媒体、コンテンツでもそうですが、誰に何を伝えるのか、ターゲットを明確にすることが重要です。情報を届けたいのはどんな相手なのか。商品のターゲットが１０代の女性と６０代の男性では、魅力を感じるポイントが違うはずです。
誰（どんな人）に対して商品の情報を届けたいのかが決まらなければ、相手の心に響く動画を作ることはできません。
また、商品の魅力が伝わる動画を作るためには、ターゲットを絞り込むことが非常に重要です。
ターゲットの範囲を広げ過ぎてしまうと、一番アピールしたい層にきちんと響くプロモーションを行うことができません。
なんでもそうですが、欲張るのはNGですよ！
伝えたいことを入れすぎない
たくさんの情報を伝えることができるのが魅力の動画コンテンツ。
しかし、１つの動画の中に、商品概要や使い方、ユーザーレビュー、開発者の想い・・・・・あれもこれも伝えたい！という形で伝えたいことを詰め込みすぎるのはNGです。
再生時間が長くなり、動画の途中で離脱が増えるだけではなく、情報量が多いと結局なにを伝えたいのかがわからず、なにも頭に入ってこない動画になりがちです。
集客につながる動画を制作するためには、動画に入れ込む情報を厳選することが大切です。
ターゲットが魅力と感じてくれるのはどのポイントなのか。視聴者にどんな行動をしてほしいのかを整理して、商品紹介動画を考えるとスムーズに構成が考えられます。
もし「ターゲットに刺さるものが何かわからない」または「伝えたい情報がたくさんありすぎて選べない」という場合は、動画自体をパターン別で作りABテストを実施してみる方法もあります。
また、youtubeで誰でもメディアを持てる時代なので、テーマ別で動画を作成し、チャンネルとしてプロモーションしていくという方法もあります！
ユーザーに対して提供するソリューションを明確にする
商品紹介動画では、ユーザーの課題に対してソリューションを提供できるということがしっかり伝えられることが理想です。
商品は企業であったり個人の課題や不便を解決するためにあるものだと思います。
自社の商品がどのような課題を、どのように解決してくれるのかしっかり整理して動画を作りましょう。
商品紹介動画制作のフロー
商品紹介動画の制作フローは以下の段取りで進めます。
企画・構成を考える
まずは、動画を通して誰にどんなことを伝えたいのかについてを、先ほど紹介した「動画制作時に押さえるべき点」を意識しながら動画の企画を立案します。
その上で伝えたい内容がどのような構成（ストーリー）だと伝わりやすいかを視聴者目線で組み立てていきましょう。
また、ターゲットについて考える際には、性別や年齢層、趣味、嗜好まで、より絞り込むことが大事です。
ここで考えたターゲット設定は、１つの動画のためだけではなく、動画PRプロジェクト全体の企画としてや、完成した動画の配信先を決める際にも役立ちます。
「どんなSNSを活用しているか」まで考えてペルソナを設定していくのも良いですよ。
撮影をする
企画・構成が決まったら、必要な素材を集めていく作業に移ります。
その中の１つが撮影です。企画・構成を考える中で必要になった素材を収録していきましょう。
商品利用の様子や開発者の想いなど視聴者に魅力を伝えるために必要なカットを収録していきます。
また、ユーザーレビューや利用者インタビューが必要であればしっかりと撮影していきましょう。
今、撮影に関してはスマホや一眼レフカメラなど簡単にできる機材が増えています。予算を抑えるという意味では自分たちで撮影してみるというのも効果的です！
編集をする
撮影した動画素材をもとに、動画を編集します。
必要に応じてインフォグラフィックアニメーションやグラフアニメーション、CGなどを交えて視覚的に伝える工夫をいれていくのも重要です。
また、テロップやBGM、ナレーションを挿入していくとより伝わりやすい動画になります。
編集についてはある程度のスキルが必要になってくるため、自分で初めて行う場合は、プロ向けのソフトから始めるのではなくスマホアプリなど簡単に動画編集ができるものを使うのがオススメです。また、編集部分のみプロの会社に発注するのも良いと思います。
活用する
作った動画は必ず活用しましょう。
気軽に活用する方法としては,youtubeや各種SNSが効果的です。ただし媒体ごとに最適な画面サイズや再生時間、更新頻度などがあるので注意しましょう。
また、webサイト・SNS上での広告運用やサイネージやビジョン広告での活用も効果的です。
作った動画はお持ちのSNS全てで使ってみるのが効果検証もできるのでオススメです。
商品紹介動画の事例
エスプリビジョンでは、商品紹介動画を多数制作しています。
ここでは一部事例を紹介します。
【商品紹介動画】北鹿茶プロモーション動画
| 動画の種類 | 実写動画 |
| 長さ・尺 | 90秒 |
| 動画の種類 | 実写動画 |
| 長さ・尺 | 100秒 |
北鹿茶というブレンド茶のプロモーション動画です。
使用媒体は主にwebを想定し、LPやサイト上での掲載を想定しています。
商品自体のプロモーション動画と合わせて、美味しい淹れ方を紹介する動画コンテンツの２種を制作。
商品プロモーション動画とは別に準備することによって、顧客の購入を後押しする役割のコンテンツとして制作しました。
【商品紹介動画】レモンスカッシュ 店頭プロモーション動画
| 動画の種類 | 実写＋アニメーション動画 |
| 長さ・尺 | 30秒 |
不二家さまのレモンスカッシュ、店頭プロモーション用の動画です。
写真素材と動画素材、そしてアニメーションを使用し、商品の魅力、美味しさにフォーカスしたプロモーション動画に仕上げました。
また、30秒の中で情報過多にならず、それでいて伝えたい内容はしっかり伝えるため、構成の部分で工夫をしています。
商品紹介動画を活用して集客・お問い合わせにつなげよう！
いかがでしたか？
今回は商品紹介動画を活用するポイントと事例を紹介しました。
動画はわかりずらいをわかりやすく訴求し、集客や問い合わせに繋げることができるコンテンツです。
スマホで撮影した動画でも、しっかりとプロのカメラマンに撮ってもらった映像でも、静止画や記事だけでは伝えるこができない整理した情報を届け、優秀な営業マンのようにサービスの魅力を雰囲気を伝えることができるのが動画の最大の魅力です。
ただし実際に動画制作・活用を行う際は、さまざまな専門知識が欠かせません。
エスプリビジョンでは映像制作会社として、
映像制作はもちろんのこと、動画制作独特の”わかりづらい”を解決すべく動画コンサルティングというサービスも展開しております。
動画制作が初めてというお客さまでも一緒にプランや企画の作成から参画することができます。さらには内製化のための社員育成、体制構築のサポートも行なっております。
もし外部制作会社に依頼しようとお考えでしたら、ぜひ弊社ホームページも見てみてください。
もちろん、ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせいただければと思います！
